内定承諾書を郵送したあと、「送りましたという一言をメールで入れておくべきなのか」と手が止まる方は少なくありません。書類は無事に届くのか、担当者はいつ受け取ったと分かるのか、余計なメールで手をわずらわせないかと、迷いは尽きないものです。

結論から申し上げると、内定承諾書を送った後のメールは義務ではありませんが、送っておくと丁寧で好印象になります。書類が届くまでの数日間、採用担当者は承諾か辞退かを気にかけているため、短い一報が安心につながるからです。

この記事では、内定承諾書を送った後にメールが必要かどうかの判断軸から、送る場合のタイミングとマナー、そして場面ごとにそのまま使えるメール例文までを、順を追って整理して紹介します。

この記事で分かること

  • 内定承諾書を送った後にメールが必要かどうかの判断の考え方
  • 送付報告メールを送る最適なタイミングと基本のマナー
  • 郵送後の報告・お礼・遅れの連絡など場面別のメール例文
  • 添え状(送付状)と送付報告メールの違いと使い分け

内定承諾書を送った後のメールは必要?迷ったときの判断軸

まずは、内定承諾書を送った後にメールを送るべきかどうかを考えます。送るか送らないかは、担当者が安心できるかどうかを基準に決めると迷いません。ここでは必要性の考え方と、送るときの基本マナーを整理します。

送付後メールを送るか判断する図

内定承諾書を送った後のメールは義務ではない

はじめに押さえておきたいのは、内定承諾書を送った後のメールは、必ず送らなければならない義務ではないという点です。承諾の意思は、郵送した書類そのもので正式に伝わります。

企業側も、承諾書が届いた時点で入社の意思を確認できるため、送付を知らせるメールがなくても手続きは進みます。書留やレターパックなど追跡できる方法で送っていれば、投函後の状況は自分でも確認でき、担当者に別途伝えなくても支障はありません。提出期限に十分間に合うように送っているのであれば、あえてメールを重ねる必要は薄いのが実情です。

そもそも内定承諾書は、企業から指定された期限までに返送するのが基本です。多くの場合、内定通知とともに提出期限が示されます。まずはこの期限を守って郵送することが最優先で、送付報告メールはそのうえでの追加の気遣いという位置づけです。期限に余裕を持って送っておけば、報告メールを送るかどうかも落ち着いて判断できます。順番としては、期限内の返送が土台にあり、その上に一報を重ねる形だと理解しておくと安心です。

ただし、義務ではないことと、送らないほうがよいことは別の話です。書類が手元に届くまでには数日かかり、その間、担当者はこちらの返事を確かに受け取れるのかを気にかけています。「送らなくても問題はないが、送ると相手が安心する」という位置づけを理解しておくと、自分の状況に合わせて落ち着いて判断できます。似た論点として、面接後のお礼メールを送るべきかを整理した転職の面接後のお礼メールはいらない?必要性を調査!もあわせて読むと、連絡を送るかどうかの考え方の物差しが定まります。

就職活動のマナーとして見ると、送付報告メールは「必須ではないが送る人が一定数いる」連絡です。全員が送るものではないため、送らなくてもマナー違反にはなりません。とはいえ、送っておけば少なくとも損はなく、相手に丁寧な印象を残せます。ルールとして機械的に覚えるより、相手が受け取ってどう感じるかを想像して決めるほうが、自然で気持ちの伝わる対応になります。書類だけを黙って送るのと、一言そえて送るのとでは、同じ承諾でも受け取る側の印象は変わってきます。

それでもメールを送ると好印象になる理由

義務ではないと分かったうえで、それでも送付報告メールをおすすめするのには理由があります。最大の理由は、採用担当者の不安を先回りして解消できるからです。

担当者の立場に立つと、送った書類が届くまでの数日間は、承諾か辞退かがはっきりしない宙ぶらりんの時間になります。そこへ「本日投函いたしました」という一報が届けば、こちらの意思が確定していると分かり、到着を落ち着いて待てます。ちょっとした気遣いの一通が、相手の心配を消す働きをするのです。入社前の第一印象としても、細かな配慮ができる人という評価につながります。

もう一つの利点は、行き違いを防げることです。万一、郵便の遅延や住所の記載ミフで書類が届かなかった場合でも、メールで送付の事実を伝えておけば、担当者が早めに気づいて連絡をくれます。報告メールは、自分の意思表示であると同時に、トラブルへの保険にもなるのです。手間はほとんどかからないため、迷ったら送っておくほうが得られるものは多いと考えられる場面が大半です。

入社前のやり取りは、社会人として関係を築く最初の一歩でもあります。まだ顔を合わせて日の浅い段階だからこそ、短くても心のこもった一報は記憶に残ります。過剰に飾る必要はなく、感謝と報告を素直に伝えるだけで十分です。丁寧なやり取りを重ねておくと、入社後に担当者へ相談しやすい関係づくりにもつながります。最初の印象は後々まで影響するため、負担にならない範囲で丁寧さを示しておくと安心です。

メールを送らなくてよいケースもある

一方で、無理に送らなくてもよい場面もあります。状況によっては、報告メールがかえって形式的に感じられることもあるため、見極めが大切です。

たとえば、すでに電話で承諾の意思をはっきり伝えており、その電話の中で「書類を郵送します」と伝えてある場合は、あらためてメールを重ねる必要は薄くなります。また、担当者から「届いたら折り返し連絡します」と案内されているときは、こちらから催促のように送ると、かえって気をつかわせてしまいます。すでに意思疎通ができているなら、無理に一報を足さないという判断も、立派なマナーです。

送るかどうかの最終的な物差しは、相手が受け取ってうれしい連絡になるかどうかです。相手の状況を思い浮かべ、安心につながるなら送り、すでに十分伝わっているなら控えるという柔らかい判断で構いません。形式にとらわれず、目的に立ち返って決めるのが適切です。次に、送ると決めたときのタイミングを見ていきます。

送らないと決めた場合でも、書類の発送方法だけは追跡できる手段を選んでおくと安心です。特定記録郵便やレターパックなら、配達状況をインターネットで確認できます。担当者に一報を入れなくても、自分の側で無事に届いたと把握できれば、余計な不安を抱えずに済みます。連絡の要否と発送方法は分けて考えると、判断がすっきりします。届いたかどうかが気になって落ち着かないという方こそ、追跡できる方法を選んでおくと気持ちが楽になります。

送付報告メールを送るタイミングの目安

送ると決めたら、タイミングが肝心です。結論としては、内定承諾書を投函した当日から翌日までに送るのが目安になります。時間を置きすぎると、報告の意味が薄れてしまうためです。

もっとも自然なのは、投函したその足でメールを送る流れです。ポストに入れた、あるいは窓口で発送した直後であれば、「本日投函いたしました」と、事実をそのまま書けます。もし当日に時間が取れなくても、翌営業日の午前中までには送っておきたいところです。書類の到着より前に一報が届くことで、担当者は安心して郵便を待てます。

送る時間帯にも少し配慮すると、より丁寧です。始業直後や昼休み、終業間際は担当者が慌ただしいため、可能であれば午前の遅い時間や午後の落ち着いた時間帯を選ぶとよいでしょう。とはいえ、メールは相手の都合のよいときに読めるものですから、時間帯にこだわりすぎて送るのが遅くなるよりは、気づいたときに早めに送るほうが優先されます。迷ったら「早め」を優先すると覚えておくと失敗しません。

週末や連休をはさむ場合は、少しだけ注意が必要です。金曜の夕方や連休前に投函したときは、書類の到着が休み明けにずれ込みます。その場合でも、投函した当日にメールを送っておけば、担当者は休み明けに落ち着いて対応できます。送るタイミングは、書類の到着日ではなく、あくまで投函した日を基準に考えると分かりやすいでしょう。到着が遅れそうなときほど、先に一報が届いている効果は大きくなります。

電話・メール・添え状の使い分け

内定承諾にまつわる連絡には、電話・メール・添え状という三つの手段があります。それぞれ役割が違うため、重ねて使うか一つに絞るかを整理しておくと安心です。

電話は、承諾の意思をその場で確実に伝えたいときに向きます。声で伝わる分、丁寧さや熱意が届きやすい手段です。メールは、郵送した事実を記録として残しつつ、相手の時間を奪わずに伝えられる点が強みです。添え状は、郵送する書類に同封する礼儀の書面で、封を開けた担当者に対して最初の挨拶の役割を果たします。電話は意思、メールは報告、添え状は同封の礼儀と役割を分けて考えると、どれをどう使うか迷いません。

電話メール添え状の使い分け表

三つすべてを使わなければならないわけではありません。一般的には、承諾書に添え状を同封して郵送し、投函後に送付報告メールを一通送る流れが、過不足のない形です。電話で承諾済みであれば、メールは短い報告にとどめれば十分です。手段の重複を恐れるより、それぞれの役割が読み手に伝わるかどうかを基準に選ぶのが適切です。

これらに加えて、正式なお礼状を手紙で別送するという選択肢もあります。第一志望の企業などで、より深く感謝を伝えたい場合に向く方法です。ただし、手紙は準備に時間がかかるため、まずは報告メールで一報を入れ、お礼状は後日ゆっくり送るという順序が現実的です。手段が増えるほど丁寧にはなりますが、遅くなっては本末転倒のため、早さと丁寧さのつり合いを意識します。自分の状況に合わせて、無理のない範囲で手段を組み合わせるのが、続けやすい対応です。

送付後の連絡で避けたいNGマナー

報告メールは、内容そのものより形式で印象が決まることがあります。細かな点でも、社会人としての基本を外すと惜しいため、送る前に確認しておきたい注意点をまとめます。

まず避けたいのが、会社名や担当者名の省略です。「(株)」と略さず「株式会社」と正式名称で書き、部署名と担当者名も省かないのが基本です。次に、返信で送る場合は件名を勝手に変えないことも大切です。相手が経緯を追いやすいよう、届いたメールの件名を残して返信します。そして、誤字や脱字は送信前に必ず読み返して防ぎます。入社前の大切なやり取りだからこそ、丁寧さが伝わる文面を心がけたいところです。

もう一つ気をつけたいのが、長すぎる文面です。送付報告は、要件が簡潔に伝わることが第一で、あれこれ書き連ねると、かえって読みにくくなります。お礼と報告、今後の挨拶をコンパクトにまとめ、本文は画面に収まる程度の分量にとどめるのが読みやすさのこつです。件名の付け方に迷うときは、用件が一目で分かる書き方を整理した確認依頼メールの件名はどう書く?例文付きで解説!も参考になります。基本の型さえ押さえれば、送付報告メールは短い時間で整えられます。

文面のカジュアルさにも気を配りたいところです。親しみを込めたつもりでも、絵文字や顔文字、くだけた言い回しは、入社前のやり取りにはふさわしくありません。あくまでビジネスメールの体裁を保ち、落ち着いた敬語でまとめます。また、署名の抜けも見落としがちな点です。氏名だけでなく、学校名や連絡先まで記しておくと、担当者がすぐに本人を確認でき、丁寧な印象になります。送信前に一度声に出して読み返すと、堅すぎる表現や抜けに気づきやすくなります。

返信で送るか、新しくメールを作るかも、判断に迷う点です。内定通知がメールで届いていて、その流れで報告するなら、通知メールにそのまま返信すると経緯が追いやすくなります。一方、電話や郵便で内定を受けていて、これまでメールのやり取りがない場合は、新規メールで件名から丁寧に書き起こします。どちらの場合も、担当者が経緯をたどりやすい形を選ぶのが基本です。

送付後メールで避けたいこと

  • 会社名を「(株)」と略す、部署名や担当者名を省く
  • 返信なのに件名を消して経緯が分からなくなる
  • 絵文字やくだけた表現でカジュアルにしすぎる

【場面別】内定承諾書を送った後のメール例文と書き方

ここからは、実際に使えるメール例文を場面別に紹介します。まず何を伝えたいのかをはっきりさせると、書くべき内容が自然に定まります。どの例文も、会社名や日付を差し替えればそのまま使える形にしてありますので、近い場面のものを土台に整えてみてください。

送付報告メールの構成フロー図

例文をそのまま写すのではなく、型を理解したうえで自分の状況に合わせるのが、いちばん伝わる書き方です。以下では、まず全体の構成を確認し、そのうえで郵送の報告、丁寧なお礼、提出が遅れる場合という三つの場面ごとに、具体的な文面を見ていきます。自分に近い場面から読み進めてみてください。

送付報告メールの基本構成

例文に入る前に、送付報告メールの型を押さえます。基本の構成は、件名・宛名・お礼・報告・結び・署名の順で、この流れに沿えば、迷わず短時間で書き上げられます。

件名は、用件が一目で分かる言葉にします。「内定承諾書送付のご連絡」のように、何のメールかがすぐ伝わる書き方が適切です。本文は、宛名として会社名・部署名・担当者名を正式名称で書き、続けて内定へのお礼を述べます。そのうえで、書類を本日投函した旨を簡潔に報告し、入社への意欲と今後の挨拶で結びます。最後に、学校名や氏名、連絡先を記した署名を添えれば完成です。お礼を先に、報告を次に置くと、感謝の気持ちが自然に伝わります

送付報告メールの三つの要点

  • 件名で「内定承諾書を送った」という用件を明示する
  • お礼を先に述べてから、投函した事実を簡潔に報告する
  • 本文は画面に収まる長さにとどめ、正式名称で書く

場面によって、件名と本文で伝える中身は少しずつ変わります。下の表で、代表的な三つの場面の書き分けを整理しておきます。近い場面の行を目安に、件名と本文の中心を組み立ててみてください。

場面 件名の例 本文で伝える中心
郵送の報告 内定承諾書送付のご連絡 お礼と、本日投函した事実
お礼を丁寧に 内定承諾書送付のお礼とご報告 感謝の気持ちと入社への意欲
提出が遅れる 内定承諾書提出に関するご相談 入社の意思と提出できる見込み日

この型は、就活だけでなく、書類を郵送するさまざまなビジネスの場面でそのまま応用できます。基本の並びを覚えておくと、相手や状況が変わっても、落ち着いて文面を組み立てられます。より詳しいメール例文はマイナビ転職の内定承諾メールの解説でも確認できます。

【例文】内定承諾書を郵送した後の送付報告メール

もっとも基本となる、送付報告メールの例文です。内定へのお礼と、書類を投函した報告を、簡潔にまとめています。承諾の連絡を別で済ませている場合の、標準的な形です。

件名:内定承諾書送付のご連絡(〇〇大学 山田太郎)

株式会社〇〇
人事部 採用ご担当 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の山田太郎でございます。

このたびは内定のご通知をいただき、誠にありがとうございます。本日、内定承諾書を郵送いたしましたので、ご連絡申し上げます。数日中にお手元へ届くかと存じますので、ご査収のほどよろしくお願いいたします。

入社まで準備を整え、一日でも早くお役に立てるよう努めてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

山田太郎
〇〇大学〇〇学部 電話:090-0000-0000 メール:〇〇@〇〇

この例文のポイントは、お礼と報告を一通にまとめ、長くなりすぎないようにしている点です。「本日、内定承諾書を郵送いたしました」と事実を明確に書くことで、担当者は到着を落ち着いて待てます。会社名や担当者名は略さず、署名に連絡先を添えておくと、行き違いがあってもすぐに連絡を取り合えます。

この報告メールに対して、担当者から「承りました」といった返信が届くこともあります。その場合は、簡潔に受領のお礼を返しておくと丁寧です。「ご確認いただき、ありがとうございます。入社に向けて準備を進めてまいります」といった短い一文で十分です。やり取りを長く続ける必要はなく、こちらで自然に区切りをつけて構いません。返信が来なくても、担当者が多忙なだけのことが多いため、重ねて催促する必要はありません。

もし承諾の意思をまだ電話などで伝えていない場合は、この報告メールの中で承諾の意思もあわせて示すと丁寧です。「謹んでお受けいたします」といった一文を、お礼のあとに添えれば、意思表示と送付報告を一通でまとめられます。ただし、企業から電話での連絡を指定されているときは、その案内に従うのが優先です。まずは相手からの指示を確認し、指定がなければメールで意思と報告を伝えると考えておくと迷いません。

就活生と転職者では、名乗り方が少し変わります。学生であれば「〇〇大学〇〇学部の山田太郎」と学校名を添え、社会人の転職であれば「山田太郎」と氏名で名乗るのが自然です。署名も同様に、学生は学校名と連絡先、転職者は氏名と連絡先を記します。自分の立場に合わせて名乗りと署名を整えると、相手が一目で誰からの連絡かを把握でき、やり取りがスムーズになります。

【例文】お礼をより丁寧に伝えたいときのメール

次は、報告に加えて、感謝の気持ちをより丁寧に伝えたい場合の例文です。第一志望の企業や、選考でお世話になった担当者へ、改まった印象を残したいときに向きます。

件名:内定承諾書送付のお礼とご報告(〇〇大学 山田太郎)

株式会社〇〇
人事部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の山田太郎でございます。

このたびは、貴重なご縁をいただき、心より御礼申し上げます。選考の過程では、〇〇様に親身なお言葉をかけていただき、貴社で働きたいという思いを一層強くいたしました。

つきましては、本日、内定承諾書を郵送いたしましたので、ご報告申し上げます。入社後は一日も早く貢献できるよう、今からできる準備を進めてまいります。今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします。

山田太郎
〇〇大学〇〇学部 電話:090-0000-0000 メール:〇〇@〇〇

丁寧に伝えたいときでも、長くなりすぎないよう注意します。感謝のエピソードは一つに絞り、具体的に書くと、心のこもった文面になります。あれもこれもと盛り込むより、印象に残った場面を一つ添えるほうが、かえって気持ちが伝わります。改まった相手には、この形が落ち着いた印象を残します。転職での例文も含め、より幅広い書き方はdodaの内定承諾メールのマナーと例文が参考になります。

より深く感謝を伝えたいときは、後日あらためて手書きのお礼状を送る方法もあります。メールで早めに一報を入れておき、時間のあるときに便箋へ丁寧に書けば、形式のよさと気持ちの両方が伝わります。ただし、これはあくまで任意の心遣いです。まずはメールでの報告を確実に済ませ、お礼状は余裕があれば添えるという優先順位で考えると、負担なく丁寧さを積み重ねられます。無理をして続かないより、できる範囲で誠実に対応するほうが、結果として良い印象につながります。

【例文】提出が遅れそう・期限に間に合わないときの連絡

やむを得ない事情で、承諾書の提出が期限に間に合わない場合もあります。そのようなときは、放置せず、早めに事情を伝えるのが最も大切なマナーです。連絡を入れれば、多くの場合は柔軟に対応してもらえます。

件名:内定承諾書提出に関するご相談(〇〇大学 山田太郎)

株式会社〇〇
人事部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の山田太郎でございます。

内定承諾書のご提出につきまして、ご相談がありご連絡いたしました。誠に恐縮ですが、〇〇の事情により、指定の期日までの提出が難しい状況でございます。

入社の意思に変わりはございません。〇月〇日までにはお送りできる見込みでございますが、ご都合はいかがでしょうか。ご迷惑をおかけし申し訳ございませんが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

山田太郎
〇〇大学〇〇学部 電話:090-0000-0000 メール:〇〇@〇〇

遅れの連絡でいちばん大切なのは、入社の意思があることを最初に伝えて相手の不安を消すことです。そのうえで、提出できる見込みの日を具体的に示すと、担当者も予定を立てやすくなります。お詫びの言葉は必要ですが、必要以上に重くせず、前向きな姿勢を添えるのが適切です。連絡が早いほど、誠実な印象につながります。

提出が難しいと分かった時点で、メールだけでなく電話も併用すると、より確実に伝わります。期限に関わる相談は、行き違いがあると影響が大きいため、メールを送ったうえで電話を一本入れておくと安心です。連絡の際は、できない理由を細かく述べるよりも、いつまでに提出できるかという見通しを具体的に伝えるほうが、担当者にとっては助かります。前向きな姿勢を保つことが、信頼を損なわないこつです。

添え状(送付状)と送付報告メールの違い

ここまで見てきたメールとよく混同されるのが、郵送物に同封する「添え状(送付状)」です。両者は役割が異なるため、違いを整理しておくと、どちらも過不足なく準備できます。

添え状は、封筒を開けた担当者が最初に目にする、挨拶と同封書類の案内を兼ねた紙の書面です。日付・宛名・差出人・タイトル・挨拶文・同封書類の一覧を記し、承諾書の上に重ねて封入します。一方の送付報告メールは、郵送したという事実を伝える連絡で、相手の画面に届くものです。添え状は封の中の礼儀、メールは投函後の一報と考えると、両者の住み分けがはっきりします。

郵送の実務では、細かな作法も印象を左右します。書類は折らずに入る封筒を選び、添え状を一番上にして、内定承諾書、そのほかの書類の順に重ねます。全体をクリアファイルにはさんでおくと、折れや汚れを防げます。宛名の会社名には「御中」、担当者名には「様」を付け、封筒の表には「内定承諾書在中」と赤字で書き添えると、担当者が中身をすぐに把握できます。こうした一手間が、丁寧な印象につながります。

添え状とメールの違い比較表

郵送のときは、まず添え状を同封して書類を送り、その後に報告メールを一通送る流れが基本です。添え状の書き方そのものに迷うときは、書類を返送する場面の書式をまとめた契約書を返送するときの送付状の例文は?すぐに使えるテンプレートを調査!が、そのまま応用できます。承諾書の返送手順や封筒の書き方までまとめて確認したい場合は、リクナビの内定承諾書の解説も役立ちます。添え状とメールを両方そろえておけば、礼儀の面で抜けがなくなります。

内定承諾書を送った後のメールに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 内定承諾書を送った後、メールは必ず送るべきですか?

A. 必ず送る義務はありません。承諾の意思は郵送した書類で正式に伝わります。ただし、書類が届くまでの数日間、担当者は返事を気にかけているため、投函した旨を伝える一報を送ると安心してもらえます。手間もかからないため、迷ったら送っておくと丁寧な印象になります。

Q2. 送付報告メールはいつ送るのがよいですか?

A. 内定承諾書を投函した当日から、遅くとも翌営業日の午前中までが目安です。書類の到着より前に一報が届くと、担当者は落ち着いて郵便を待てます。時間帯は、始業直後や終業間際を避け、午前の遅い時間や午後の落ち着いた頃を選ぶとより丁寧です。

Q3. 添え状を同封したら、メールは送らなくてよいですか?

A. 添え状と送付報告メールは役割が違います。添え状は封筒の中の挨拶、メールは郵送した事実を伝える一報です。両方そろえると礼儀の面で抜けがありませんが、電話で承諾済みの場合は、メールを短い報告にとどめても問題ありません。状況に合わせて選んでください。

Q4. 承諾書を送った後にお礼メールを送ると、催促のようで失礼になりませんか?

A. 送付を知らせる報告は催促にはあたりません。むしろ、投函した事実とお礼を伝えるだけの短い連絡は、丁寧な気遣いとして受け取られます。到着を急かす表現は避け、「ご査収のほどよろしくお願いいたします」と結べば、失礼な印象にはなりません。

まとめ 内定承諾書を送った後のメールで好印象を残す

内定承諾書を送った後のメールは、送らなければならない義務ではありませんが、送っておくと担当者を安心させ、丁寧な印象を残せる連絡です。書類が届くまでの数日間、相手はこちらの返事を気にかけているため、短い一報がその不安を消してくれます。

送るときは、投函した当日から翌日までのできるだけ早いうちに、件名・宛名・お礼・報告・結び・署名の型に沿って簡潔にまとめます。会社名や担当者名は正式名称で書き、本文は画面に収まる長さにとどめるのが読みやすさのこつです。お礼を先に、報告を次に置くと、感謝の気持ちが自然に伝わります。

提出が遅れそうなときは、放置せず、入社の意思とともに早めに事情を伝えれば、多くの場合は柔軟に対応してもらえます。また、郵送のときは添え状を同封し、そのうえで報告メールを送ると、礼儀の面で抜けがありません。添え状は封の中の礼儀、メールは投函後の一報と役割を分けて考えると迷いません。

今回紹介した内定承諾書を送った後のメール例文を手元に置き、相手の状況を思い浮かべながら、必要な場面で短く丁寧な一報を届けてみてください。入社前の小さな気遣いの積み重ねが、良いスタートにつながります。

入社までの期間は、企業との関係を静かに育てる時間でもあります。派手なことをする必要はなく、必要な連絡を、必要なタイミングで、丁寧に届けるだけで十分です。内定承諾書を送った後の一報も、その積み重ねの一つです。この記事の例文と型を土台に、自分の言葉で少しだけ整えて、気持ちの伝わるメールを送ってみてください。